「はいはーい!お二人さーんイチャイチャしてないで俺たちにも構ってよー。特に紫乃ね」
む…別にイチャイチャなんかしてないし
「いやいや、否定したって無駄だよ。そりゃ二人だけの世界作ってずっと抱き合ってるんだからー」
おい、ニヤニヤしながら言うな…うざい
冷めた目でショウを見つめると、ショウはすぐに俺に謝ってきた
はっざまーみろ
「さーて!紫乃が戻ってきたんだから今日は騒ぐぞー!!」
拳を上にあげて叫ぶニイ
「「おぉぉぉ!!」」
周りも合わせて叫んでいるなか、ソウタはどこからかデカいコンビニ袋を抱えてやって来た
「酒なら沢山ありますから!紫乃さんもどうぞ!」
「俺、未成年」
そしてソウタ、お前もだ
酒は二十歳になってからだぞオイ
「そんなんいいから飲みましょ!」
はい!とソウタは俺に缶を渡してきた
そんなのいいわけないだろ……とか思ったけど渡されると飲まない訳にはいかないので
「ん…さんきゅ」
いただきます