やっとアイツから解放された…
なんなんだよ会うたびに頭撫でてきやがって
お、あった職員室
ノックは面倒だから普通に入る
「失礼しまーす勝呂先生いますかー」
「おせーぞ藤咲お前ノックぐらいしろよな」
すんませんと言うとため息をつきながらも俺を手招きする
何そんなに嫌なことなのかよ…
「お前さ、こないだのテスト何あれ?ふざけてんの?」
睨むように俺を見て言う先生
こわーい
こないだ……あれか、中間試験のことか
「ちょっと眠くて…」
「それはいつもじゃねぇかよ。特に数学だよ。完全に白紙とか俺見たことねぇよ」
そう言えば名前書いてなかったな
はじめの合図でペンを持ったけど寝ちゃったんだっけ
「はぁー、次はちゃんと解けよな。じゃないと茂木先生ぶちギレだからな」
う…それは困る
「分かりました。次はちゃんとやります」
「言ったな。じゃあ期末試験は平均75点な」
は?と思い先生を見ると頬杖をつきすごいにやけてる…ムカつく
「…(できる限り)がんばります」
「よし!頑張れよ!じゃあ教室戻っていいぞ」
やっと終わった…ほっと息をつき職員室出る
このあと何しよう…
とりあえずあそこに行こうかな
髪をくしゃっと撫で俺は足を動かした