「仲良くだなんて……。嬉しいっ。
唯華も、楓といると楽しいもんっ」




「それで、他に決めなきゃいけないことは何？」





「うんっ♪ あとはね……」







若干篠原さんの愛のほうが大きすぎる感も否めないけれど、でもやっぱり、お似合いの二人に見える。




小さいなあ。




たかが今年はじめておなじクラスになった私が更科くんについて知っていることなんて、小さすぎる。






うらやましいって思う。




そんなふうに隣に並んで
誰が見てもお似合いで


そんな篠原さんがうらやましい。









「おい、リッコ。
聞いてんの？」






「……、あ、うん、聞いてる」







いかんいかん。ぼーっとしてた。








「……リッコ？」





篠原さんが顔をあげる。








「そ、リッコ。
中学のやつら、みんなそう呼んでたよ。今もだいたいは……」



楓くんの言葉の間にも、篠原さんは何か考え事をしているようだった。



そして、じろりと私のことを睨む。








「……へえ。
リッコね。」









……










……














……何！？？？？？？？？？？












……なんかいけないとこあった！？？？今