「今日はどこ行こっか?」

目を細めて柔らかい顔で私に話しかける。

「久しぶりにお家デートしようよ」

あまり出かける気分ではなかった。

彼は表情を少しも変えることなく
「じゃあ行こっか」
と手を差し出した。

私はその手を軽く握ると彼は嬉しそうに笑ってぎゅっと強く握り返してした。

彼のことはちゃんと好きだし利用してるわけじゃない。

このまま彼とずっと一緒にいようと思ってる。

もうこの気持ちは蓋をしなくちゃいけない。