「へぇ…もうすぐ20歳だって!!」

アカネはそう言うと、雑誌をパタンと閉じた。


別の雑誌を開いていたあたしは、アカネの目を盗んでさっきの雑誌を開いた。





“初登場の湊くん。大人っぽいコメントをしてくれました。”


彼は今年ハヤりのジャケットを着こなしていた。



薄い唇に綺麗な瞳…
あたしは一瞬にして、あなたのとりこになってしまったんだ。