その後は普通にご飯を食べて、私は食後の食器洗いを手伝うことにした。
……正直、食器洗うの初めて。
なんか、緊張する。
「ありがとうね、瑞希ちゃん」
絹さんが私の横に立って微笑んだ。
「いえ、これくらい。どんどんいろいろ言ってください」
私は置いてあったスポンジにそーっと洗剤と思われるオレンジの長い容器に入った液体をかけた。
そして、水にぬらして泡立てる。
……合ってる、よね?
食器をもって、洗って行く。
……絹さんが何も言わないから、合ってるんだよね?
私は少し不安になりながらも、絹さんが横で水道の水を出して、私が洗った食器をすすいでるのを見て、そのまま続けた。