̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



あ、唐揚げの匂い。




私はその素晴らしい香りに目を覚ました。



目に入ったのは見慣れない木の天井。



横になっていたのは、味わったことのない感触の布団。




……どこだ?




私はむくりと起き上がった。



そして視線をキョロキョロ彷徨わせると、ここは見慣れたあの家の私の部屋ではなく、知らない和風の家だと分かった。



畳が敷き詰められた床に、脚の短いテーブル。


……おお。



私がいつも日曜の夕方に見ているアニメに出てくるようなテーブルだ。


ちょっと憧れていたんだよね。


さらに、そのテーブルの上にはあの唐揚げ。




……食べていいですか。