アパートに着いて、2階に上がる階段の前でハグをして手を振った。
いつもと変わらない日常に、なにも疑うことなくその日を終えた。
その翌日はお互い別の用があって会えずに終わってしまったので夜中に電話で話した。
お互い寝落ちしてしまったので朝起きると、電話が繋がったままだった。
おはよ、と小声で言ってから電話を切った。
それのわりとすぐ後で電話が鳴った。
「もしもし?光、どうしたの?」
『葵、俺らそろそろ潮時やないんかなって思うんよ』
…なんの話?
「え?」
『俺好きな人できてん。別れよ?』
…は?
「え、ちょっと待ってそれいつの話?どういうこと?」
『実は2ヶ月前からその子と付き合ってんねん。言うの遅くなって悪いけど、そういうことやから。じゃ』
一方的に切られた通話。
淡々と言葉を並べた光。
理解ができない。
いつもと変わらない日常に、なにも疑うことなくその日を終えた。
その翌日はお互い別の用があって会えずに終わってしまったので夜中に電話で話した。
お互い寝落ちしてしまったので朝起きると、電話が繋がったままだった。
おはよ、と小声で言ってから電話を切った。
それのわりとすぐ後で電話が鳴った。
「もしもし?光、どうしたの?」
『葵、俺らそろそろ潮時やないんかなって思うんよ』
…なんの話?
「え?」
『俺好きな人できてん。別れよ?』
…は?
「え、ちょっと待ってそれいつの話?どういうこと?」
『実は2ヶ月前からその子と付き合ってんねん。言うの遅くなって悪いけど、そういうことやから。じゃ』
一方的に切られた通話。
淡々と言葉を並べた光。
理解ができない。