「おはよう〜」
………
「ねぇってば‼︎」
あぁ…うるさいなぁ。
どうしたら朝からこんなハイテンションでいれるのかな。信じら……
「ちょっと‼︎
藍那、無視しないでよ?」
あぁ…まだ騒いでる。
……⁈
今、藍那って言った?
恐る恐る左を見ると……

「うわぁ〜〜⁉︎
ビックリしたぁ…」

そこにはめっちゃ不機嫌な親友がいた。

「いや。
ビックリしたのはこっちだよ⁈
朝からボケーとしてなんかあった?」
「ううん‼︎
少し寝不足なだけだから。
ごめんね」
「うん……
大丈夫ならいいんだけど……
なんかあったらいつでも言いなよ?」
「うん……」

キーンコーンカーンコーン

予鈴が鳴っちゃったぁ〜
まだ疑ってる親友の菜乃から逃げるよう

「予鈴鳴っちゃったし、早く行こう⁉︎」
「そうだね」

うん…
バッチリ。
これならさすがに菜乃も諦めるよね。