「ヒメ、他に行きたいところある?」



「うーん………」



なんとなく…

あの近所の居酒屋が頭に浮かんだ。


な、なぜ?!


多分

こういう雰囲気のお店はあんまり慣れてないからかも。




「オッケー、わかった」



「えっ?!」




「ヒメの顔に書いてあるから、わかるよ。」




「う、嘘だぁ。」



「本当だよ、ついて来て。当ててみせるから。」