「俺、ずっとゆぅの事が好きだったんだ。でもゆぅはりゅうの事が好きだっただろ?ゆぅの事良く見てたから分かるよ」



「え…」



突然言われた告白。



「ゆぅがりゅうの事好きだって知ってても諦められなかった。りゅうは違う高校行くしもしかしたら…ってずっと思ってたんだ。」
「りゅう…くん」

辛そうな顔…

「ゆぅは今俺の事好きじゃないだろ…?」
「えっ…」



確かに、りゅうくんの事、初めは
全然好きじゃなかった。っていうか
意識した事がなかった。

りゅうの存在が大きすぎて…。

でも…




今は…








「私、りゅうくんの事…好きかも…」
「…え…?」









キーンコーンカーンコーン…



「もう昼休み終わりか…」



そう言うとりゅうくんは立ち上がった









「ゆぅ、今日俺んちこない?」







「…っいく…っ!」





にこっとりゅうくんが笑った
私もにこっと笑い返した












恋なのかな。
りゅうの事もういいのかな。
自分で自分の気持ちが分からない。
でも、りゅうくんは私がりゅうの事
大好きな時も諦めないでいてくれたんだ。そう思うと胸がきゅっと締め付けられる。りゅうくんの隣はあったかくて…







これって恋なのかな?