投げやりな言い方してる隼世くんは珍しく顔赤くしてるし………


あたしも恥ずかしくなりますって!


「俺はお前のこと好きだし、早く俺のになってくんねぇかなって思う」



普段、不器用な隼世くんが直球できました!


あたしの心臓はドキドキして、体温が1度上がりそう……。


「だからさ……そろそろ好きって言えよ」

「う、うん……。あたしは……隼世くんの不器用で優しいとこ好きです…!」



勇気を出してあたしの精一杯の気持ちを隼世くんに届けた。


なのに……隼世くんは黙ったまま……。


どうして……?


「お前……それは反則。俺、そこまで言えって言ってないし……」

「ダメ……だったの?」

「違うって!……かわいすぎて困る…。試合より緊張すんだけど~……」


隼世くんは両手で顔を隠す。

あたしも「かわいい」とかそうゆうの嬉しくて……


真面目に照れます。


そんな時、グラウンドに監督の声が響いた。


「隼世ー!!何してんだー!これから、ミーティングするぞー!」

「うわっ監督だ!……じゃ、そうゆうことだから。今日から俺の女!」

「あっ、は、隼世くん!?」


走って行ってしまったけど……


その背中にすら好きって気持ちが溢れました。