「行ってきまーす!」

次の日の朝私は元気よく家を出た。

私の家から学校までは徒歩20分。

とても近い。


「行ってます。」

歩いていると徒歩10分ぐらい歩いた一件の家から眠そうな女の子が出てきた。

同じ学校の子だ!制服一緒だもん!

家の前に立ち止まっていた私に気づく女の子。

「お…おはよう。」

「おはよう」


共に挨拶をかわす。

まって?
これって友達になるチャンスじゃない?
学校も一緒に帰れるしっ!


「良かったらこれから一緒に学校行かない?」

勇気を絞って言ってみる。

「いいよ。これからよろしくね。」

私に笑いかける女の子。


やったね!


「名前は?」

「南梦~」