真美の部屋は白と茶色で揃えていて、シンプルだった。

「ケーキ取ってくる。飲み物レモンティーでいい?」

「うん。いいよー」

真美は「マンガでも見てて。」と言って、部屋を出た。


入って目の前には大きな本棚があって、マンガや小説が置いてある。

たぶん100冊はあるだろう。
私なんか全然本読まないから家に5,6冊しかないんだよね。


「お待たせ~」

本棚を見ていると、真美がお盆にケーキと飲み物をのせて部屋に入ってきた。