私は桜陽梨摩。小6。

また思い出しちゃった。

授業中だってのに。

私はいつもおもいだす。

小さい頃の記憶。


『大好き!』

なんて今じゃありえない。。。かな?

私はそっと横を向く。

そこには、一緒懸命に勉強を頑張ってる彼がいる。

そう。大好きな彼。

彼の名前は、足永海陸。

なんでもできるいわば、モテオ。

バレンタインなんか10個以上。。いやきっと20個以上。

優しくておもしろくて、まさに王子。

王子系は嫌いじゃないけど私が海陸を好きなわけは、

いつもそばにいてくれた。私はサッカーが好きで海陸もサッカーが好き。

二人で意気投合してよくあそんだ。

笑わせてくれて、優しくしてくれて、それでもって

いつも大好きって言ってくれて。

でもいつからだろう?小4ぐらいからかな?

いつしか毎日の大好きはなくなった。