そして私達は、孝之さんたちのためにも
あなたの魔力をできるだけ
封印した。魔力を狙ってくる
魔獣や、怪獣に襲われないようにね。
その時に、美奈さんに言ったのよ。
『この封印は、高校生ぐらいになったら
解けてしまうの、その前にこの子には
とてつもない魔力があるのと、
孝之さんたちのことを話しておくように。この子のためにもね。』
と、言っておいたのに…」

私は、何も言えなかった。

「そして、私はこの子が高校生に
なったら家に連れてくるように
と言ったのよ」