私は気分屋だ。そういうところで彼に
迷惑も心配もかけたのであろう。
でも、悪いことをしている
わけではなく、必死だったのだ。
いつかは終わりがきてしまうのでは
ないのか
好きという気持ちが消えないように
いっぱいいっぱいだった。
自分の気持ちに嘘をつき、それは
彼も気付いていたことではなかったか
ならば、どうしてあの時…と
後悔ばかりしてしまう。
はぁー。とポツリとついたため息が
寒い公園の中をかけまわった。
しかし、今日はとてもきれいな
青空だ。そろそろ春の心地がする
私は上を向いて背伸びをした。
前に進もうとする私。
そこに、1本の電話が鳴ったので
あった。