「なあ」




「な、なに?!」



神埼くんのいつもより低い声にびっくりして、思わず噛んでしまった。




恥ずかしい…。
いつもよりちょっと声が低いだけでかんじゃうなんて。







気がつくと、神埼くんの顔がだんだん近づいてきて、顔があつくなってくる。


やばい、今絶対顔赤い。



「神埼くっ、近いよ!!」




「その神埼くんってのやめて」



さらに声を低くして耳元で言ってきた。