「ちょっ待ってよ!」
亜依も焦りながら俺の後からついてきた。

誰もいない生徒会室。
不気味な雰囲気がただよっていた。

「…なにかあるんだ」
「なにかって?」
「わからない……」

俺はズラッと並んでる本棚を見た。昔の卒業アルバムやら色々とあった。

「これは……」
ある一つの本に目をつけた。
本の題名は─…"将来のユメ"
    桜木 貴代子
と書かれてあった。亜依も気付いたらしい。
「これって…」
「あぁ、多分うわさの主催者、貴代子のだ」