もし、そうだとしたら…

「早く!早くしなければ!和也と広美が殺されてしまう!2人を探すぞ!」


「え!?わ、わかった!」


俺達は必死に走った。

──2人は俺がため息いやみんながため息するほど足が遅い。
和也は運動神経はいいが走ることだけは苦手なんだ。
広美はギャルだから
本気でなんか走らない。
走ったとしても和也と同じスピードだろう。

たのむ…2人!生きててくれ!


俺達は何かに導かれるように3年校舎の生徒会室へと向かった。