「……え?」
マミコちゃんは目を見開いた。
そのまま、マミコちゃんは黙って俯いた。
どうしたんだろう?
あたしは不思議になって、マミコちゃんの顔を覗きこもうとした。
……その時、マミコちゃんは顔を思いっきり上げた。
いきなりだったから驚いたあたしは、少し体を引く。
「美喜さ、前から思ってたんだけど、うちのことどう思ってんの?」
マミコちゃんはあたしをきつく睨んだ。
あたしはその様子を怖い…とは、思わなかった。
むしろ、睨んでいるのに今にも泣きそうな苦しそうな顔をしているマミコちゃんを不思議に思っていた。
「え、どうって……?」
「うちは、美喜のこと親友だって思ってる!まだまだお互い知らないことばっかだけど、それでも親友だって心から思ってるよ!!」
驚いた。
マミコちゃん、あたしのことをそんな風に思ってくれてたんだ。
「マミコちゃ……」
「ほらっ、それ!」
あたしが口を挟もうとしたら、マミコちゃんはあたしを指さして、それを止めた。
「え?」
「それ」の意味が分からなくて、あたしはすぐに黙ってしまった。
「マミコちゃん、マミコちゃんってさ!いっつもそうだ!さっくーのことは優喜なのに、あたしはっ!」