「あ、その」


「あ、そうだったんだ……悪ぃ」



 優喜が謝ってきた。



 でも、あたし全然生理なんかではないんだよね……。



「え、ちょっと、待って」


「うーん、じゃあ海に入らないで遊んだりしないとなー」


「え、だから」


「どうする?あ、美喜ちゃん何したい?」


「あ、その!違うんですけど……」


「どうするー?」



 何度否定しても、声が小さいからか話が進んだ。


 これは、大声で言わないといけないよね……




「うーん、どうしよ」


「あ・の!」


 あたしは、大声を出してみんなを止めた。



「え、どうしたの?」


「美喜が大声出すなんて珍しい……」


「だ、だってみんな話聞いてくれないから……」



 みんな驚いているけど、関係ない。