「でもさー、確かに美喜ちゃんの水着見たいかも」


 高田君が、優喜の肩に手を乗せて言った。



「だろ!?」


 優喜は高田君の方を向いて笑顔になった。



 へ、変態だ……。


「イエーイ」


 なんて言ってハイタッチしてるし。



「ちょっと!美喜だっていろいろあるの!女の子なんだから」


「マミコちゃん……」


 ちょっと救われた気持ちになりながら、マミコちゃんを見た。




「いろいろって……あ、もしかして」


 森永君が、何かに気付いたように声を発した。



 うん、そうなんだよ。


 その通りなの。



「美喜ちゃん、生理か」


 マミコちゃんから離れた時、普通な感じで森永君が言った。


「え?」


「そうだよ、女の子なんだから。ねぇ!」


 マミコちゃんも話に乗って言う。