優喜も水着を着ていて、ちょっとカッコいいなって思ったり……///



「ってかさ、美喜、なにそれ?めっちゃ大荷物じゃん」


「え?……あぁ、これ」



 確かに、あたしの両手には浮き輪やお菓子、みんなが放って行った服の入った袋などが、沢山乗っていた。



「……ったく。あいつら、女の子にこんなに持たせてよー」


 優喜はもう海に入って遊んでいるみんなを睨むように見つめた。



「だ、大丈夫だよ、全然」


「いや、そういうのは断らないと」


「う、うん……」


「……ってことで、俺が持つ」



 優喜はそう言って笑いながら、あたしの持っている荷物をほとんど全て持った。


 てか、持たせちゃダメじゃん!


「え、い、いいよ!」


「甘えなさい、美喜は」


「で、でも……」


「大丈夫だから、ね?」


 優喜は、そのまま木陰の方へ歩いて行った。



「あ、待って!」


 あたしは、ほんの少しの荷物を持って、優喜の所へ駆け寄って行った。