返事はしてみたものの、出来るか分かんないよ……



 みんなに信じてもらって嬉しいけど……



「大丈夫だよ、美喜なら」


「優喜……」



 あたしが心配してるのに気付いた優喜は、小さい声で話しかけてきた。


 あたしと優喜は隣に座ってるので、話していることは特に気づかれてない。



「でも」


「いじめ、ないと思うけどさ。お前なら隠さないと思って」


「……」




 そりゃ、あたしもいじめられたことあるからね。

 隠すなんて、あり得ないもの。




 あたしは少し笑って、頷いた。