すごくドキドキしながら、何を言われるか待った。
「じゃあさ、後は美喜ちゃんだけじゃん」
え、森永君そんな毒舌を求めなくても……
ぎゅっと目を閉じた。
「あー、美喜ならいいかも」
「……へ?」
しかし、あたしが想像していたのとは違う返答が返ってきて、普通に驚いた。
「あー、いいかも!」
「美喜ちゃん、きちんとしてそうだもんねー」
「美喜ちゃんなら、優しそうだし。誰かさんとは違って」
「ちょ、誰かさんって誰よー!?」
「俺、小西とは言ってないけど?」
「え、ちょ……」
みんなに、褒められてる……?
松野君とマミコちゃんは、ケンカしてるけどね。
「よし、美喜!」
「え、あ、はい!」
「美喜でいい?まとめ役。」
「あ、うん……」