確かに少し不安に思ってるかもしれないけど、みんな、顔に出さなかった。



 普通……だった。




 それが、嬉しくてたまらなかったんだ。




 すごく目が腫れてるあたしは、保健室に行こうか迷ったんだけど、優喜について来て良かったのかもね。




「あっ、青春部作れることになったぞー!」




 優喜の声で、各自自由にしていたみんなが再びこっちを向いた。




「マジでー?」


「おう!」


「美喜、OKしたんだ?」


「あ、うん……」



 マミコちゃん、バイトの話はどうでもいいのかな?



「ま、マミコちゃ……」


「じゃあ、うちも入るから、早速準備だねー!」



 あ……。


 あたしの声を遮るかのように話し始めたマミコちゃん。

 あたしから目を背けたマミコちゃんを見てしまった。



 それって、明らかにあたしのこと……嫌いになったってこと?