「シー。声大きい!!!」
「だってあの意地悪木下にバレたんでしょ???」
「ぅ………」
「あんた学校生活終わったも同然やね。」
「ぅ………」
「まぁあたしは関係ないしね。」
「酷っ!!!」
「酷い女で結構です!!!」
「…………」
ふと前を見ると目の前には木下君がニコニコして立っていた。
「楓璃。ちょっとこっち来てよ。」
その瞬間教室の隅々からキャーと悲鳴が聞こえてきた。
「いつ意地悪木下とそんな仲になったのよ。」
「…………」
その瞬間
【グイッ】
腕を掴まれた。
「へ???ち…ちょっと何???」
そのままあたしは屋上へと連れてかれた。
「おい、楓璃!!!」