「あのね、王龍っていう族があるの知ってるでしょ?その族の人たちって不良でありながらすごく頭がいいの。だから、毎回A組には王龍の人たちがいるの!今年はなんと総長様が、いるんだって!1位で合格したらしいよー」
「え・・・その話本当?」
「うん!あ~あ!そんな人に気に入られて恋人とかなれたらいいなぁー!とか!?w」
嘘でしょ?
王龍の総長このクラスなの?
嘘だろ?
すると、異様な空気を放つ男が
教室に入ってきた。
「あの人じゃない?!めっちゃかっこいいよね?!」
「・・・・」
「あ、私の名前は、藍よろしくねっ!」
「え?あ、うん。私は椿。」
「椿か!よろしくねっ!」
そういうと、藍は、前を向いてしまった。
すると、私の隣にどかっとあの異様な空気を放つ男が、座った。
嘘だろー・・・
私は顔を背けて、
机に突っ伏した。