教室に入ると真面目な奴等ばかり。
席について、寝ようとしたとき前から声をかけられた。

「ねぇ、あなたも第1志望に落ちたんでしょ?私もよ、不良高校なんて最悪よね・・・」
「あーうん。そーだね。」
「私なんて、入試5位だったよ。あなたは?」
「んー?2位だけど」

すると彼女は驚いたように目を見開いた。

「すごーい!入試2位の女の子ってあなただったんだぁ!」
「え?何有名なの?どういうこと?」
「毎回女子は、3位以内に入れないの。だから、あなた天才っていわれてるのよ?」
「へぇー。でもなんで?」
「あなた何も知らないのね?」

知るかよ。
つーかはやく寝たいんだけど?