ご飯を食べ終えて
家を出た。
すると
バイクにまたがっているバカそうな奴が一人腹を抱えて笑っている。
「椿がっ!クククッ!椿の髪が黒いとか、ククッ」
「うるせー!」
バイクを軽く蹴るとそいつは、
我に帰る。
「わぁー!蹴んなよ!壊れたらどーすんだっ!」
「え、あたしのバイクで行く?」
「バカ。優等生が、バイクなんか乗るか!」
「あーそー、早くメットチョーダイ」
「おー」
そういってメットを渡してくるこいつは、王神の副総長、龍。
幼馴染みで、中学のときは二人で沢山暴れた。
私たちが王神に入ったのは、
二人で暴れていた頃に王神を倒しちゃったのがきっかけ。
王神の奴等は、
私達のことをしたってくれて、仲間の大切さとか、暖かさを荒れていた私達に教えてくれた。
そんな奴等を、
ほっとけなくて、私達は王神のテッペンに立った。