「お前確か椿だよな?」
「そー。あんたは、翼だっけ?」
「おー。」
似てる。
あの日私が裏切ったあの子に・・・。
こいつが、あの子の分けないけどね?
「明日になったらお前が、王神って広まってんだろーな。」
「んー・・・ん?」
いまこいつなんつった?
「え、広まってる?」
「おう。俺いろんな奴等に言いふらすつもりだけど?」
「絶体に言うなっ!!!」
「なんでだよ。どうせ、俺に見つかんないための変装だろ?いーじゃんか」
「だめ!」
すると、翼は、
少し考えてから、ニヤッと笑った。
「じゃぁ、お前俺が、呼び出したら何しててもどこにいてもすぐにこい。」
「はぁ?」
「いいか?約束しねーと、明日の今ごろには、お前リンチされてんじゃね?」
こいつ・・・
この、椿様に命令しようなんて百年はえーんだよ!
でも、
ばれてリンチされんのは、かなりめんどいし、龍に迷惑かけちまうよな・・・。
あぁくそっ!
どーしたらいーんだよー!
「おい、どーすんだぁ?」
「チッ・・・。わかったよ。そのかわり絶体にばらすなよ!!」
「わーってる!」
私が深いため息を吐くと、
それとは対照的に、翼は、
不適に笑った。