それからのことは鮮明に覚えてる
愛輝さんにバイクの後ろに乗せてもらって
家まで送ってもらったんだ
楽しくてドキドキして、愛輝さんの表情、言葉が
脳裏に焼き付いて離れない



「ただいまー」

「あんた!コンビニ行くだけなのにどんだけ
時間かかってんのよ!」

「もーうるさいなあ、」

あたしはちょっとふて腐れながら
だけどさっきまでのことが忘れられなく
自分の部屋に戻ったんだ


私は愛犬のあんに
「ねえ、あん
これって恋なのかなあ?」

「あん!」

「「あん!」じゃわからないよー」

「あん!」

「あん、ゆりがんばるね!!」

わたしは気づいたら眠りに落ちていた。