相変わらずわたしは抵抗しなかったけど
きもちわるい、やめてほしい。



そう思って、体中に広がる鳥肌に
気づかないふりをした。







きたない男達。




だけど、わたしのほうがこの男よりもっと愚かで汚い。




こんなきたないわたしのことを、
同じようにきたない男達以外に誰が愛してくれる?






わたしには愛が必要。





ほんとの温もりじゃなくていい。



嘘でいい。


ちゃんとかわいく鳴くから、
言うことだってなんでも聞くから。





わたしに愛をちょうだい。