俺達は、病院に駆け込んだ。
叶はまだ手術室にいるようだ。
俺は自分を責め続けた。
すると、1番連絡が来て欲しくない人から連絡が来た。
ブーッ、ブーッ。
俺はゆっくり電源を入れて、メールを見る。
受信メール一件。
差し出し名は…、麻美。
「あははっ、叶とか言う人車に引かれたんだね。
まぁ、当然の報いだよね。」
間違いない、麻美は叶のことを嫌ってる。
俺はそのメールが許せなかった。
「黙れ、マジうざい。」
俺はそれだけ書いて送信した。
数分後…、またメールが帰って来た。
「黙れ?マジうざい?ふざけないでっ!!それが彼女に言う言い方なのっ!?
ってか叶とか言う人早く死んでくれないかな。」
プチッ…。
俺の中の何かが切れた。
「黙れっつってんだろ!?お前が死ねっ!!
ってか俺らは付き合ってねぇよ。」
そうだ…、俺はあの時たくさん嘘を付いた。
あの電話はただ携帯を耳に当てて話しているふりをして、付き合ってるって嘘を付いただけ…。
それが、この有様だ。
自己嫌悪が俺を支配する。