俺にはお前より麻美の方が合ってるからな…、か。

ははっ…、当たり前だよ。

自覚してたよ。

これだから私は人間が嫌いだ。

いつも離れていくのは彼達の方。

でもね…、いつもよりずっとずっと悲しいよ。

やっと孤独から解放されたのに…。

また、逆戻りか…。

『ははっ。』

いつ間にか私の目からはボロボロと涙が零れて居た。

一度零れ始めた涙はならなら止まらない。

しばらく、身を縮めて泣いた。

そして、私は教室へ戻ろうとしたけどこのままの顔で戻るわけにはいかないから、私はトイレで顔を洗うことにした。

私はふらっとトイレに入った。

しばらく顔を洗っていたが、ふと声が聞こえた。

『ーーってどうやって有海くんを誑かしたんだろ。』

『ーーってウザくね?彼女ズラしてさーーが可哀想だ。』

『ーーからもう一回奪い返そう?』

『いーねいーねっ!!』

スグンッ…。

ああ、やっぱりみんな私を批判してる…。

今日は家に帰ろう。

私は教室へと行くと、みんなは移動教室で誰もいなかった。

私は急いで帰る用意をして鞄を持って走って靴箱へと行った。

そして上履きからローファーに履き替えた。