お兄ちゃんは綺麗な顔で眠っている。 もし…、このままずっと目を覚まさなかったら? もし…、容体が悪化して死んだら? 怖い………。 私の精神は多分、お兄ちゃんと言う大きな支えがあるから生きていられる。 もしお兄ちゃんが居なくなったら私は…、どうするかわからない。 『お兄ちゃん…、早く目を覚ましてぇっ…。 ……ひっ……さみしっ…いっ…よぉっ……。』 私は泣いた。 そして泣き疲れて寝てしまった。