次の日は学校だった。
クラスは佑衣達と一緒だった。
あと、大樹も居た。
クラスメイトはほとんど変わってなくて安心した。
大樹は休み時間のたびに何処かに行って居た。
でも、私達は特に気にするはずもなく過ごして居た。
私達は平凡な1日を終え、校門から出ようとした時に、ある人物が立って居た。
『あら、貴方帰ってたの?』
その人物は…、麻美さんだった。
『はい。』
『まぁ、関係無いわよね。』
『まあ。』
『ああ、そうだ!』
『はい?』
『私ね、妊娠してるの。』
『えっ?』
にん…しん?
『だからね、結婚するの。』
『それって。』
『大樹とね。』
頭の中が真っ白になった。
ほら、だから一方的な片想いだったんだ。
私はその場に座り込んだ。
『あはは、もともとあんたが悪いんじゃない。』
私は目をギュッと瞑った。
『あ…りす?』
後ろから私の大好きな、でも私の心を深くえぐる声が聞こえた。
私は立ち上がり、走ってその場から離れた。
でも、大樹は何故か私を追いかけて居たなんて。