私はみんなに会えると思うと本当にスキップしたいほど嬉しかった。

私は待ち合わせ場所である、○○公園の入り口へ向かっていた。

家からはそこそこ離れていた。

でも、私は佑衣達のコトを考え過ぎて周りをみて居なかった。

私はその時ふと私の大好きな人の声が聞こえた。

『やっぱり、俺もう無理だ。』

私は声がした方に目を向けると、そこには大樹と……、




麻美さんが立っていた。

『そう、やっぱり“あの女”は大樹を捨てたのね。』

ーードキンッ。

あの女って誰?

『別に捨てられた訳じゃねぇよ。』

『はぁ?大樹を置いて、アメリカに行ったなら捨てたも同然じゃない!!』

ーードクンッ、ドクンッ。

心臓が嫌の音をたてはじめる。

『頼むよ、有栖のコトをそんな風に言わないでくれ。』

『じゃあ!!そんなに悲しそうな顔しないでよ!こっちが辛くなっちゃうじゃない!!』

麻美さんはそう言って大樹を抱き寄せ…



キスをした。

私、馬鹿だね。

こんなところを待ち合わせ場所にするんじゃ無かった。

こんなに早く、家を出るんじゃなかった。

もう…、最悪だ。