しばらくすると、懐かしい大きな家が見えて来た。

私は眩しい日差しから逃げるように駆け出した。

そして、玄関に着くと振り返っておーい!とお兄ちゃんを呼ぶ。

お兄ちゃんはと言うと、苦笑いをしながら走って来た。

そしてお兄ちゃんは玄関の鍵を開けた。

すると埃っぽい匂いが凄くした。


『うーん、まずは掃除だね。』

私達はそれぞれの部屋に荷物を置くと、雑巾を出して来て水に濡らし、お兄ちゃんが一階、私が二階、と分かれて雑巾ぶきを始めた。

一階と二階の大きさはほとんど同じ。

だから圧倒的にお兄ちゃんの方が早い。

私はまず廊下をパパッと済ませた。

そして壁や部屋などを雑巾ぶきした。

そして、お兄ちゃんとコンビニに行って昼ごはんを買って食べた。

私は早速佑衣達と遊ぶ約束をしたのでささっと用意して、お兄ちゃんに行ってくるね。と言って家を出た。

私はそのあと後悔した。

何でもっと遅く出なかったんだろうって。