空港を出ると気持ちいいほどの青空が広がっていた。 『お兄ちゃん!綺麗だね。』 私はお兄ちゃんを見上げた。 お兄ちゃんは私を見ると二カッと笑った。 『ああ、そうだな。』 『じゃあ家に帰ろ。』 『ああ。』 私達は眩しいほどの日差しの中をゆっくりと歩いた。