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「ちゃんと受験票持った?」

「持った!」

「筆記用具も?」

「うん!」



時間というものは
過ぎるのが早くて、

あたしは今R大の前に居る。

これから受験するために…



「じゃぁ、頑張っておいで。俺はここに居るから」


陸が雫の頭を一撫で。

それを見て
隣に居た飯田が軽く舌打ちをした。



「…おい、2人の邪魔する気はないけどこんなとこでイチャつくな」

「…あれ、飯田居たの」

「はじめから居たよ!つか、もう行くぞ雫」

「あ、うん。じゃぁまた後でね、陸」