「…じゃぁ、俺も勉強する」

「え?」

「推薦なんて関係ないよ。俺も雫と、頑張る」

「……ふぇ、」

「それに、俺が居ないとダメでしょ?」



そう言いながら陸が笑って
あたしの頭を撫でる。

胸が、きゅっとした。


「雫は、俺の側に居るだけでいいんだよ。側で、笑っててくれたら俺が幸せ」

「っ、」

「はい、だからまずはこっち来て」

「え、何で?」



陸がベッドに座って
手招き。



「…イチャイチャしたい」

「~~~っ、変態///」



陸が、

あたしの弟で良かった…




───そう思った。