結局、

あたしは2人に甘えてる…



「もう、そんな顔しない。別に雫たちがどうとかじゃないのよ。あたし達が、あんた達と居たいの」

「…っ」

「あたし達は友達でしょ?」



ニコッと笑う穂乃華ちゃんに
心が温かくなって。


「うん」


あたしまで笑顔になった。



「それより、ちゃんと勉強してるの?あたしと弟くんは推薦だからいいけど、雫は受験でしょ」

「は、そうだった!」

「もうー…、落ちたりしたら承知しないから」

「はい…」


でも本当に頑張らなきゃ
皆と同じ大学へ行けなくなる。