「雫、おいで?」

「や、やだ!また何かする気なんでしょ//」



リビングに行くと、

雫は自分の身体を
カーテンでクルクル巻いて保護。


陸が雫の姿に笑った。



「何もしないから、おいで?」

「…本当に?」

「本当に」



雫がスルッとカーテンから
抜けると陸に近づく。

陸がそれを見て
ガサゴソとポケットに手を突っ込んだ。



「雫、手出して」

「え、何…手?」

「そっちじゃなくて、こっち」



戸惑いながら右手を差し出した雫に
陸が左手を掴んで。