「じゃぁ、行ってくるわね」

「うん、行ってらっしゃい!」



少し肌寒くなってきた
ある日曜日。


両親が記念日旅行へ
出掛けるため、

双子が玄関でお見送り。


静かに玄関の扉が閉まって
陸が隣に居る雫へ抱きついた。



「え、陸!?//」

「2人きり…だね?」

「…そ、そうですね///」

「1週間も、2人なんだよ?自由なんだよ?」

「う、うん//」



今日から暫く2人。

雫の胸がドキドキと
加速し始めた。


陸と2人なのはいいけど、
どうすればいいの…?


そんなことを考えてるうちに

陸がちゅ、ちゅ、と
雫の額から首筋にキスを落とす。


ちゅーっ、と首筋を
吸い付かれて

ハッと気づいた。