「じゃ、ちょっと待っててー。」


鈴奈が部屋を出て行った。

だから、また二人になる。
さっきのことがあったから、少し恥ずかしいけど、それを必死に隠す。


「本当に吹っ切れたか?」

「うん!ありがと。

私、ゆうまと同じくらい優しくて好い人探すことにしたの。」


そうだ。
それで次こそ幸せになるもん。


「好い人って....。

そんな人、見つけさせない。」


えっ!

「五十嵐くん?」

「だから、俺じゃダメなの?」


ん?
どういう意味?

もしかして、私って今告白されてる?


えっ。