『えっ。

婚約者ってなに?

そんなの信じられるわけないじゃん。

ねぇ、ゆうま!』


私は泣きながら、ゆうまにすがりついた。

『....俺の名前。
道明寺ゆうまって言うんだ。』


道明....寺。

嘘でしょ。

なんで。
ゆうまが御曹司?


『俺はお前を愛してる。

お前も俺が好き。
でも、それじゃぁお互い幸せにはなれない。』


『いや。ぃやだよ。』

『別れよう。』