私がまだ、大学にいた頃。 その時から教師を目指していた私は、みんながとっくに帰るくらい夜遅くまで、勉強をしていた。 先生にも許可をとっていて、誰もいない教室でシャーペンの音だけが響く。 ある日、いつものように勉強していたら、男の人が入ってきた。 『夜まで勉強? ごくろうさま。』 その人の笑顔にすぐに惹かれた。 癒されて、ずっと話してたいって思えた。