「あのさ。」


「!!」

うわ。

びっくりした。
急に喋んないでよね。

「なに?」

「なんで、こんな顔するの?」

私の前髪をいじりながら言う五十嵐くん。


しかも顔?

私、変な顔してる?

「なんか寂しいって顔してる。」